現代ロマンス15
紙魚の栞、ふたたび
完結 · 公開 5話 / 全 5話 · 閲覧 4
祖母の四十九日が明けた朝、店の奥の机に郵便物の束があった。線香の残り香がまだ部屋の隅に薄く漂っていて、その甘く苦い匂いが、喪の時間が本当に終わったのかどうかをぼんやりと問いかけてくる。
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祖母の四十九日が明けた朝、店の奥の机に郵便物の束があった。線香の残り香がまだ部屋の隅に薄く漂っていて、その甘く苦い匂いが、喪の時間が本当に終わったのかどうかをぼんやりと問いかけてくる。